Adobeがデザインツール「Figma」を買収!今後はどうなる?

こんにちは、ハヤマです。

2022年9月、Adobeがデザインツール「Figma」を200億ドル(約2.9兆円)で買収することを発表しました。

blog.adobe.com

2023年内には買収を完了する予定とのこと。
Figmaは自社ツールをガッツリAdobeと比較して紹介していたりと、結構攻めてるなーって印象だったのと、つい最近「日本語対応開始」のニュースを読んだばかりだったので、驚きました。

さて今回のブログですが、

  • FigmaとXD、類似アプリは今後どうなる?
  • Figma買収に対するユーザーの反応は?

上記について書いていきたいと思います。

FigmaとXDの棲み分けは?

FigmaがCreative Cloudのプラットフォームに加わることはないようです。あくまで独立性を維持するとのこと。
またFigmaの開発は買収後も引き続きFigmaの共同創業者兼CEOのディラン・フィールド氏により牽引することが明言されていますが、XDの動向については不明です。

個人的には、このままXDの開発がストップしてしまわないか少し心配だったりします。
というのも、ここしばらくXDのリリースがないのです。
現時点での最新が、2022年4月(半年前)となっています。
以前までのアップデートスピードとボリュームからするとかなり停滞しているなと思っていたのですが、どうやらこの買収の影響だったようですね。
(ディラン・フィールド氏によると、交渉が3〜4ヶ月前から始まったとのこと。更新ストップの期間と重なります、、笑)

今年のAdobe MAX(ちょうど本日10/19から開催)のキーノート出席者一覧に上記CEOの名前が含まれていたので、もしかしたら今後の展望など聞くことができるかも?ですね。

ユーザーの反応は?

Twitterやブログ記事をいくつか閲覧したところ、意外とネガティブな意見の方が多い印象でした。
過去にAdobeがMacromediaを買収し、のちに開発が終了してしまった「Fireworks」というデザインツールを思い出す方が多いようです。

(実際は買収前から開発停止の計画があったそうなので、Adobeによる影響なのかは不明ですが、、。開発側の真意とは別として、それだけFireworksがユーザーから長く愛されてきた証拠ですね)

この辺りについては、ディラン・フィールド氏ご本人がインタビューで答えていました。
とても読みやすくまとめられていますので、興味ある方は是非読んでみてください。

www.itmedia.co.jp

また少し脱線しますが、買収影響から月間の新規登録者数が56倍に爆上がりしたデザインツールがありました。

signal.diamond.jp

スペイン発のスタートアップ「Penpot」はFigma同様ブラウザベースのツールで、個人利用以外にもGoogleやMicrosoftといった大手メーカーも利用するなど普及が進んでいるようです。
56倍ってすごい、、。

さいごに

デザイン制作=Adobe一強というイメージが根強いですが、Webに関しては本当に多種多様になりましたね。
Adobeユーザーとしては、Figma・Adobeのそれぞれが持つ利点がうまく交わって、より良いツールになってくれたら良いなぁと思うのですが、どうなるのでしょうか。
今後に期待します!