こんにちは、ハヤマです。
2022年1月23日に、フォントメーカーのフォントワークス株式会社が「MOJICITY(もじシティ)」というサイトを公開しました。
テーマは“「自分らしいフォントを自由に楽しめる世界をつくる」ために生まれた実験仮想都市”。こちらでは、フォントワークス社さんの開発途中のアプリケーションや、様々な取り組みを体感することができます。
そんなサイトのコンテンツに「AI JIMOJI(エーアイ ジモジ)」というものがあります。
これがとっても面白く、誰でも気軽にフォントと触れ合うことができる、まさに“体感”のサービスでした。
今回は、こちらについて紹介したいと思います。
「AI JIMOJI」とは?
ユーザーが手書きした文字を、AIがその筆跡を真似て文字を生成(フォント化)するというプロトタイプ版のサービスです。
フォント化した文字はOpenTypeフォントとしてダウンロードでき、個人の非営利目的に限り実際に使用することが可能です。
手書き入力できるのはひらがなのみですが、生成される文字はひらがな、カタカナ、全角アルファベットとなります。
ではさっそくAI JIMOJIを始めてみましょう。
フォントを作成してみよう
サイトに、文字入力にあたっての「推奨環境」が書かれていたのですが、、
◎(オススメ) タブレット or PC + タッチペン
◯(まあやれる)スマホ + 指
△(厳しい戦い)PC + マウス
この表現、個人的に好きです(笑)
今回は「厳しい戦い」を挑んでみたいと思います!
① ひらがなを手書きで入力
入力画面では、このように1文字ごと入力枠が用意されています。
こんな感じで、枠内に収まるよう文字を入力していきます。
(「な行」あたりで手がプルプルしてきました…)
気に入らない文字になってしまったら、「書きなおす」をクリックすることで書き直すことが可能です。
全ての文字入力が完了したら、「送信する」をクリックします。
② フォント名を設定する
なんとか厳しい戦いに勝利しました(?)!
次はフォント名を決めます。
後ほど「命名したフォント名.otf」としてフォントがダウンロードができるようになります。
③ メールアドレスを入力し、フォントを生成する
メールアドレスを入力し「フォントを生成する」ボタンクリックで完了です。
少し待つと、メールアドレス宛にフォントのダウンロードURLが記載されたメールが届くのでダウンロードしてみましょう。
ダウンロードしたフォントを使ってみる
さて、実際に作成したフォントを試してみましょう。
文字の形とかバランスとか気になるけど(それは自分のせい)、できてる、、、!
入力画面での表示と並べてみました。
ん?よく見ると、ベースは手書きに倣いつつ筆圧を感じるシルエットになっています。
AI、恐ろしい子、、、!
ただ、濁点や半濁点がつくと入力とは別の文字に変わるようです。
カタカナや全角アルファベットはこんな感じ。
見た感じ、手書きのタッチに似ている気もするので
書き文字のテイストに合わせていくつかパターンがあるのでしょうか、、?
(単純に全てこの字形かもしれません)
いやー、でもこんな気軽にフォントが作れちゃうなんて、すごいです。
何より楽しいですね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
一文字一文字書いた手書きの文字が、フォントとして入力された時の驚きと面白さを是非体感してほしいなと思いました。
用意するのはひらがなのみなので、タッチペンや指書きであれば、親子で一緒にフォントを作ったり、、ということもできるのではないでしょうか。
簡易的に、フォントができるまでの過程も学べますね。
多くの学習データが集まることで、AI JIMOJIでより多くの文字、より個性的な文字が生成できるようになるのだそうです。
またMOJICITY自体も、今後はユーザー参加型で最新技術や様々なアプリがラインナップされ、街とアプリをユーザーと共に発展・成長させていくとのこと。
これからの都市の発展が楽しみです!