【Figma】メンバー間で申し送りやメモを共有するのにおすすめのウィジェット「Comment Note」

こんにちは、ハヤマです。
今回は、Figmaの「コメントの追加」機能以外で、メンバー間での申し送りやメモを共有するのに便利なウィジェットをご紹介します。

Figmaの「コメントの追加」機能

まずはFigmaのデフォルトの機能について、簡単に。

ツールバーにある吹き出しアイコンが「コメントの追加」機能です。 コメントを加えたい箇所にクリックすることで、コメントや画像を残すことができます。
ファイル共有をしている第三者に対してメンションすることも可能です。

コメント機能の便利な点・不便な点

この機能の便利な点は、どこにコメントしたかわかりやすいところです。
画面をどんなにズームアウトしてもコメントマークの存在がしっかり見えますし、
用件の済んだコメントは「解決済み」にチェックを入れクローズすることで、常時必要なコメントのみを残すことができます。

不便だな…と感じるのは、アイコンをクリックしないとコメント内容を確認できないということです。
コメント一覧から内容を閲覧することはできるのですが、そのコメントがどの箇所のものかを確認するにも一度コメントをクリックしなければなりません。
コメントの用途がコラボレーターからのフィードバックであれば(※この機能の本来の用途はこちらだと思いますが)、1つ1つ確認するという意味ではそれほど気にはなりません。
ですが1ページにおけるコメント数が膨大な場合や、コメント内容が制作時に必要な申し送りなどであった場合、いちいちクリックして確認しなければならないというのは不便に感じます。
私はデザインデータ作成時にエンジニアに対する申し送りのメモも添えて共有することが多いのですが、こういったタスク以外の共有的な内容は、上記のコメント機能とは別の方法で共有したいと思っています。

そこでようやく本題に戻りますが、今回は“こういったモヤモヤは別の機能を使って改善していきましょう!”というお話です。

検索すると、いろんな方が作成くださった機能が公開されています(圧倒的感謝...)。
どれが自分にとって最適なのかは日々模索中ですが、今回は最近試しているウィジェットについて触れていきます。
※ウィジェット…プラグインとは異なり、複数名でコラボレーションする際に複数名同時に活用できるツールのこと

Comment Note

「Comment Note」は、チームのメンバーと円滑にコミュニケーションができるコメントウィジェットです。

www.figma.com

特徴

①コメントの種別を選択できる

作成したコメントが何の目的であるかを、以下の中から選ぶことができます。

・仕様
・作業者メモ
・修正
・レビュー
・要確認

例えばディレクター、デザイナー、エンジニアなど異なる役割のメンバーでファイルをコラボレーションする場合に使い勝手が良いと思います。
単純にメモコンポーネントを作成して貼り付けるだけだと、今度はメモが乱雑になる可能性があります。こちらは選んだ種別によってラベルとボーダーのカラーも変化するので、視覚的にもコメント内容の判断がつきやすいのが良いと思いました。
作成者の名前と記入時間も控えられているので、記入情報の鮮度(特に仕様面で注意したいところ)もわかりますね。

②コメントのステータス(解決済み/対応無し)を設定できる

「解決済み(バインダーのようなアイコン)」をクリックすると、コメント枠右上にチェックマークが表示されます。

「対応無し」をクリックすると、コメント枠が透過され、コメント内容にも打ち消し線が入ります。

ちなみに上記ステータスの切り替えではコメント枠が非表示になることはありませんが、デリートキーを押すだけで削除されます。

さいごに

メンバー間でファイル共有をする場合は特に、共有方法を工夫するだけでもコミュニケーションの精度が上がり、円滑なプロジェクト進行にも繋がりますね。
今後も気になる機能を見つけたらトライしつつ、ご紹介していけたらと思います!