こんにちは コバヤシです。
今回はLaravel8でLivewireを試してみたいと思います。
Livewireとは
vue.jsやReactと同じように、ページをリロードすることなくページの更新を可能にするLaravelのパッケージです。 jsを記述することなくリアルタイムな処理を行うことが出来ます。
Livewireをインストールする
Laravel8をインストール後にComposerでLivewireのインストールを行います。
composer require livewire/livewire
テスト用のviewを用意
今回は手っ取り早くwelcome.blade.phpを書き換えます。
<!doctype html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"> <title>Livewire Test</title> </head> <body> <h1>テスト</h1> </body> </html>
Livewire用のライブラリを読み込む
@livewireStylesと@livewireScriptsを記述してライブラリを読み込みます。
<!doctype html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"> <title>Livewire Test</title> @livewireStyles </head> <body> <h1>テスト</h1> @livewireScripts </body> </html>
Livewire用のコンポーネントとviewを作成
Livewire用のコンポーネントとviewをコマンドで作成します。
php artisan make:livewire test
これで以下のファイルが作成されます。
app/Http/Livewire/test.php
resources/views/livewire/test.blade.php
Would you like to show some love by starring the repo?
と聞かれるかもしれませんがnoで良いです。
実装する
今回はaddボタンとdelボタンで入力欄が増減する簡単なプログラムを実装したいと思います。
まずは、resources/views/livewire/test.blade.php を以下のように記述します。
<div> @for($i = 0; $i < $cnt; $i++) <p><input type="text" name="test" value=""></p> @endfor <p><button wire:click="add">add</button></p> <p><button wire:click="del">del</button></p> </div>
wire:clickはクリックしたら実行するメソッドを書きます。 vue.jsの@clickと同じですね。
この実行するメソッドはapp/Http/Livewire/test.php に記述します。 今回は以下のようにしてみました。
<?php namespace App\Http\Livewire; use Livewire\Component; class Input extends Component { public $cnt = 1; public function render() { return view('livewire.input'); } public function add() { $this->cnt++; } public function del() { if ($this->cnt > 1) { $this->cnt--; } } }
livewireのviewに渡す値はインスタンス変数として宣言すれば良いようです。
通常のviewでやるような渡し方ではないので注意です。
今回は$cntを宣言しているのでview側で$cntを使うことが出来るようになりました。
以上完成です。
たったこれだけで、ボタンを押して入力欄が増減できるようになりました。
まとめ
本当にまったくjsを書くことなく作ることが出来ました。
今までvue.jsで書いていた部分をPHPで書いて実現できるのはすごいです。
axiosなどを使って書いていたAPI通信部分を記述する必要が無い分、vue.jsより簡単と言えるかもしれません。
今後もlivewireを試していきたいと思います。
いやー本当にすごい。