[Adobe MAX 2020]Adobe XDに興味があるPhotoshop使いのWebデザイナーにおすすめ!なセッション

こんにちは、ハヤマです。
先週、「Adobe MAX 2020」が開催されましたね。
今年はコロナ禍もありオンラインでの開催となりました。
今回はこのイベントのコンテンツについてお話ししていきたいと思います。

「Adobe MAX」とは?

「Adobe MAX」は、アドビシステムズが北米、ヨーロッパ、日本で毎年開催しているイベントです。
このイベントでは、Adobe Creative Cloudの最新情報や技術を学んだり、アーティストのトークセッションなど様々なコンテンツを視聴することができます(要Adobe ID登録)。全世界のセッションも含めると、その数なんと350以上。
著名人の登壇もあり、今年はキアヌ・リーブスさん、HIKAKINさん、小嶋陽菜さんほか、一つの枠にとどまらず、様々なメディアで活躍するクリエイターの参加も話題です。

3日間にわたり行われたイベントですが、開催期間が平日の日中だったこともあり、なかなか参加が難しい方も多いと思います(私もそうでした)。
そんな方のために用意されているのがセッションのアーカイブ。以下のページより、無料でオンデマンド視聴することができます。英語のセッションも、日本語字幕表示付きで視聴可能です。

maxjapan.adobe.com

少々前置きが長くなってしまいました。
私もアーカイブから自分の興味のあるセッションをピックアップしているところなのですが、今回はその中で参考になったセッションを1つご紹介したいと思います。

Photoshopユーザー向け Adobe XDの活用方法

セッションの概要

紹介したいセッションはこちら。

タイトル:PhotoshopとAdobe XDを組み合わせてクリエイティブを加速する! www.adobe.com

登壇者はデザイナーの浅野 桜さん。
この方はAdobe BlogでもWebデザインに関する記事を書かれていて、よく参考にさせていただいています。

こちらの動画では、「PhotoshopとAdobe XDを上手に連携していく方法について」を簡潔に学ぶことができます。
切り口が“普段PhotoshopでWebデザインを行っているユーザー”で、“XDへのデータ乗り換えもしくは導入を検討する方”に向けて紹介しているところが丁度今の自分と重なり、興味を持ちました。

話の大筋としては、以下の通りだと思います。

  • Photoshopはスクリーンのデザイン専用アプリではない(そのため、データが重くなるなどデメリットも存在する)
  • PhotoshopでのWebデザインは減少傾向にあり、その台頭がAdobe XD(サクサクとした操作性)
  • しかし、現時点でAdobe XDも万能ではないため(グラフィカルな表現をするにはPhotoshopやIllustratorの活用も重要)、Adobe XDとPhotoshopを連携してデザインを行うことを推奨

↑この考え方、「そうそう、そうなんだよ〜〜(語彙力)」と共感しました。
Photoshopにも、Adobe XDにもそれぞれメリット・デメリットがある。
だったら、どちらかに「切り替える」のではなく、良いとこ取りすれば良いですよね。

連携手段

動画の中で、PhotoshopとAdobe XDの連携手段として、2つのルートを掲げています。

  • A:PhotoshopデータをAdobe XDで引き継ぐ(元から連携を想定していない)
  • B:CCライブラリを使ったアセット管理(元から連携を想定している)

動画内では、Aの「PhotoshopデータをXDで引き継ぐ(元から連携を想定していない) 」シチュエーションを想定して、
仮にPhotoshopで制作完成しているトップページのデザインデータをAdobe XDで引き継いだ後に予想される以下の作業時における、Adobe XDの様々な操作のコツを紹介しています。

  1. トップページをベースに下層ページを作る場合
  2. 制作済みコンテンツの内容を変更する場合(過去の資産を活かす:制作済みデータのテキストを修正するときのデータ)
  3. 異なる幅のデザインを作成する場合(レスポンシブデザイン)

ちなみに動画の中でさらっと話されていましたが「PCレイアウトはPhotoshopで作成、時間がない時はスマホレイアウトのみ、XDでパパッと作成」という手段が私は新鮮でした。

関連ページ

動画内でも紹介されていますが、セッションの補足として以下のページがアップされています。こちらのページ、とても見応えあります!補足どころの情報量ではないです。Adobe XD学習中の身として、しっかり学習していきたいと思います。
個人的には、「スタック」という機能に魅力を感じました。これは、Photoshopではできない、、。

AdobeMAX「PhotoshopとAdobe XDを組み合わせてクリエイティブを加速する!」 : 株式会社タガス

さいごに

以上、私がピックアップしたセッションについて紹介をさせていただきました。
各セッションの動画は30分程なので、気軽に視聴できると思います。
ぜひ、自分の気になるコンテンツを探してみてはいかがでしょうか。