不具合だらけ?作業環境にmacOS Catalinaをクリーンインストールしてみました

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10/8に最新のmacOS、Catalinaがリリースされてからもうじき1ヶ月経ちますね。巷では「不具合だらけ」だとか「過去最低の品質」だとかネガティブな情報をよく見かけます。

Sidecarを試してみたかったんですが、インストールすることによって普段の業務に支障が出てしまう可能性があるので様子を見ていたところ、最近Macbook Proの調子がちょっと悪くなってきました。「そろそろクリーンインストールしたいな」と考えていたので、「だったらCatalinaを試してみよう」と思い、バックアップを取り、Catalinaのインストールディスクを用意して、いざ人柱に。
※もしもの時のために、Mojaveのインストールディスクも用意しました。

クリーンインストールの方法

クリーンインストールの方法については、また改めてご紹介させていただきますが、ざっとこのような流れです。

  1. バックアップをとる
  2. Catalinaのインストールディスクを作成する
  3. 作成したインストールディスクで起動し、Mac内蔵のディスクを削除する
  4. 3で削除したディスクへ、Catalinaをインストールする
  5. インストールが完了したら、バックアップデータを戻す
  6. アプリケーションのインストールや設定をする

作業時間ですが、2〜2.5時間ほどです。データの大半はクラウドへ保管しているので、バックアップデータは50GBもありませんし、アプリのインストールはほとんどがHomebrewで行えますので、別の端末でメールや資料を作っていればいつの間にか終わっています。

インストールしてみた雑感

やっぱりSidecarが良い!

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iPad ProへParallels上のWin10を表示してみました

これまでDuetを使用していましたが、マウスカーソルの動きがカクカクしたり、マシンへの負荷が高かったりと、サードパーティー製のアプリに限界を感じ、最近では全く使用していませんでした。
でもSidecarはワイヤレスで接続しても、とてもスムーズに動きます。HDMIで接続しているディスプレイとほとんど変わらない印象。やはり自分にとってはこれが一番の収穫でした。

Chromeのフォント問題

Chromeで「ヒラギノ角ゴ Pro/ProN」が選択できないので、サイトによっては明朝体で表示されてしまいます。 とはいえ、最新のCanaryで修正されたという情報があるので、解決は時間の問題でしょう。 applech2.com

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現状では「ヒラギノ角ゴシック」または「遊ゴシック」を選択するのが良いかと思います。

制作に必要なツールやアプリケーションは・・

下記のツールは特に目立った不具合は感じませんでした。 特にDockerはこんな記事があったので気になっていましたが、自分の環境では問題なく動作しています。

  • Node.js関連
  • Adobe Illustrator CC 2019
  • Adobe Photoshop CC 2019
  • Adobe XD
  • 1Password
  • Alfred
  • BetterTouchTool
  • Docker
  • Parallels
  • Sourcetree
  • TotalFinder
  • Transmit
  • Visual Studio Code

Caps Lockキーで入力切り替え可能に

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CatalinaではCaps Lockキーで[かな/英数の入力切り替え]ができるようになりました。
現在はCaps Lockを使用することがほとんどないので、[修飾キー]の設定でControlキーへ変更していますが、元々はUSキーボードを使用していたので、入力切り替えが簡単になるということは予想外でした。

少し脱線してキーボード雑感を

元々使用していたUSキーボードから、なぜJISキーボードへ移行したかというと、Control+Space による入力切り替えが面倒になってしまったんですよね。

各キーボードの入力切り替え方法
キーボード 切り替え方法
JIS かな/英数
US Control+スペース

JISキーボードの場合、日本語を入力したければ とりあえずかなキーを打つ で良いんです。今がかな英数のどちらでも良いから、入力したいモードのキーを一度打つだけ。
でもUSキーボードはそうはできないんですよね。標準ではそれぞれの入力モードに対してのキーが割り当てられていない(USキーボードですから当然ですね)ので、 1つの動作でモードを切り替える となるんです。*1

切り替えたモードは、メニューバーを見るか、実際に打ってみるのどちらかでしか確認できませんから、目線を移動させなければならないことが煩わしくなってしまったという経緯です。入力モードをわかりやすくするImageUpを使っていましたが、Leopard以降更新されていないんですよね・・・。

とはいえ、USキーボードの方がコーディング時の記号系の入力がしやすかったり、自宅ではUSキーボードなのでキー配列が体に馴染んでいたりするので、どちらを選択するか迷い続けているのです。この機会に改めて再考するきっかけとなりそうです。

まとめ

ということで、まだ様子見の状態ではありますが、現時点では「インストールしても問題なさそう」といったところでしょうか。
続報があれば、ブログやツイッターで報告させていただきます。
※それぞれの環境によるため、あくまでも参考程度に留めていただければ。

*1:Karabinerなどのサードパーティー製アプリを使用することで、JISキーボードのような切り替え方法が可能になります。