こんにちは、コバヤシです。
ついにLaravel11が3月15日にリリースされました。
約1ヶ月遅れのリリースですね。
前回のブログでLaravel11の変更点をまとめましたが、今回のリリースに伴い、再び変更点を見ていきたいと思います。
前回のブログはこちら tech.arms-soft.co.jp
スケルトンのスリム化
アプリケーションの基本構造がとてもスリムになり、
フォルダ構造が以前のバージョンと比べてシンプルになりました。
app/Console、app/Exceptions、app/Http/Middlewareのフォルダが削除され、ルート、ミドルウェア、例外はbootstrap/app.phpファイルで登録されるようになりました。
又、ルートフォルダも整理され、routes/channel.php、routes/console.php、routes/api.phpのファイルが削除されました。
設定ファイルの削除
Laravel11では設定ファイルもいくつか削除されました。
- config/broadcasting.php
- config/cors.php
- config/hashing.php
- config/sanctum.php
- config/view.php
これらがlaravel10より無くなっています。
テストフレームワークとデータベースのデフォルト変更
デフォルトのテストフレームワークがPHPUnitからPestに変更になったようです。
とはいえPHPUnitもそのまま使えるようですので徐々に移行という形でしょうか。
データベースもデフォルトがMySQLからSQLiteに変わりました。
開発環境の簡素化やテスト時容易化が目的だと思われます。
makeコマンドの追加
以下のコマンドが追加されました。
- php artisan make:enum
- php artisan make:class
- php artisan make:interface
Enumがコマンドから作成できるようになったようですね。
ヘルスチェック
新しい登録済みのルート /up が提供されています。
ここにアクセスすることで、アプリケーションのヘルス状況を確認できるようです。
実際にどんなチェックが出来るのか確認しないと。。。
Laravel Reverb
Laravel ReverbはWebSocketを送受信を行うことができるWebSocketサーバとのこと。
外部サービスを使わなくても、WebSocket通信を使ったアプリケーションを作成できるようになりますね。
まとめ
前回のブログで取り上げた機能もありましたが、まだまだ新機能はありましたね。
(まだ取り上げていない機能もあります)
自分的にはLaravel Reverbやヘルスチェックが気になりました。
時間があったらこのあたりも試していきたいと思います。