MacBook Pro 16インチが発表されて2週間。発表当日にアップルストアで注文して、上海で数日間停滞し、予定していた配達日から数日遅れましたが、我が社にも新しいMacbook Proが届きました。今回はキーボードに注目してレビューをしてみようと思います。
スペック | |
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プロセッサ | 第9世代の2.3GHz 8コアIntel Core i9プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.8GHz) |
メモリ | 32GB 2,666MHz DDR4メモリ |
グラフィックス | AMD Radeon Pro 5500M(4GB GDDR6メモリ搭載) |
ストレージ | 1TB SSDストレージ |
ディスプレイ | True Tone を採用した 16 インチ Retina ディスプレイ |
ポート | Thunderbolt 3 ポート x 4 |
キーボード | US キーボード - 英語(米国) |
カラー | スペースグレイ |
メモリを 32GBへアップグレードして、キーボードを US にしました。16GBでは少し物足りなさを感じていたので、今回32GBになったことでどのような違いが生まれるか楽しみです。
そしてこれまでずっとボディーカラーはシルバーを使ってきましたが、初めてスペースグレイを選択。この落ち着いた色合いは良いですね。
まずはサイズ感
これまで使っていた13インチと比較すると、サイズは1回りほど大きくなりました。重さも大きく変わるのでモバイル性は落ちてしまいますが、16インチの作業領域を確保しながらもたった2kgなんですから、そこは我慢するほどのレベルでもなさそうですし、ディスプレイが3インチ大きくなるわけですから、作業は格段にしやすくなるはずです。
15インチを使っていた方でしたら、若干の違いですから全体的に気にすることはないレベルだと思います。重さも170g増量した程度なので、気にならないでしょう。
13インチ | 15インチ | 16インチ | |
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高さ | 1.49 cm | 1.55 cm | 1.62 cm |
幅 | 30.41 cm | 34.93 cm | 35.79 cm |
奥行き | 21.24 cm | 24.07 cm | 24.59 cm |
重量 | 1.37 kg | 1.83 kg | 2.0 kg |
バタフライキーボードからシザー式キーボードへ
何かと問題の多かったバタフライキーボードがついに変わりました。少し触ってみた感じでは、悪くなさそうです。何よりもタイピング音が静かで良いです。バタフライキーボードを2年ほど使用しましたが、最後まで慣れませんでしたから。
これまで使っていたMacbook Pro 13インチでは、「反応しない」「2回入力してしまう」といった不具合を何度も起こしていて、その度に掃除して対応してきました。(掃除して解消されるからまだアタリだったのかもですね)
シザー式キーボードになることでこれまでの煩わしさから解放されるかと思うとホっと一安心ですが、新しい「Magic Keyboard」はどうなんでしょうか。気になるところです。
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矢印キーが元に戻った
バタフライキーボードが慣れなかった理由のひとつに矢印キーがありました。ESCキーと同様にブラインドタッチがしにくく、打ち間違いが頻繁に起こる始末。バタフライキーボード以前の逆T字型に戻り、ストレスフリーなキーボード操作ができるので、特にこの矢印キーが変わったことが一番の収穫でした。
独立したESCキーとTouch ID
ESCキーが独立しました。Touch Barに配置されたESCキーに若干慣れてきたものの、タッチの際には視線をずらさないといけなかったので、これまで感じていたストレスはなくなるでしょう。これはとても大きい!
さらにTouch IDも独立しました。これはMacbook Proでは初めて実装されましたが、すでにMacbook Airで実装されていましたね。
ちなみにTouch Barはそのまま実装されました。さらにTouch Bar無しモデルは選択できません。全モデルTouch Barです。
「使いどころがないのでなくなって欲しい」という声が少なくないですが、僕の場合はBetter Touch Toolを使うことで存在価値を充分に感じられるようになりました。これについてはまたの機会に記事にしたいと思います。
まとめ
とにもかくにもキーボードが変わったことが、僕にとっては一番大きなメリットでした。使用感やパフォーマンスに関しては、これから使用してみて続報があれば報告させていただきます。