2019年版 ウェブ制作の作業環境を晒します〜はじめに編〜

出だしから件名を大きく脱線しますが、先日WWDC 2019が開催されましたね。 www.gizmodo.jp

macOSやiOS、watchOS等だけでなくiPadOSが新登場しました。いくつかの新機能があるようですが、特にUSBメモリなどの外部ストレージが使えるなんてステキですね。これを機にiPadの使用頻度が増えそうです。
そして、さらにこのiPadをサブディスプレイにできる「Sidecar」なる機能が、次期macOSのCatalina(10.15)に追加されるようです!
www.gizmodo.jp これまで僕はDuetを使用していたんですが、もたつきがあったり画質が悪かったりしたので、使用頻度はあまりありませんでした。これで本格的にiPadをサブディスプレイに採用できるかもしれません。

新機種では、新しいMac Proが出ましたね。別名おろし金だそうですが5,999ドル(約65万円)とビックリ。
ですが、それよりも驚いたのがPro Display XDR。待ちに待ったアップル純正のディスプレイですが、お値段なんと4,999ドル(約54万円)!32インチで6K対応とはいえ、なかなか手を出せない金額です。さらにスタンド類は別売りとのことなので、僕には高嶺の花・・です。

やっと本題です

さて。WWDCの興奮冷めやらぬまま本題に入りますが、2016年12月を最後に本ブログでの僕の記事は更新が滞っていました。当時のmacOSはSierraでしたが、High Sierraを経てMojaveへと変わっています。それに伴って僕の作業環境もだいぶ変わりました。かれこれ2年半経過していますからね。
ちなみに過去記事はこれらです。 tech.arms-soft.co.jp tech.arms-soft.co.jp

当時からはアプリケーションだけでなくハードも変わりましたし、ディスプレイやストレージなどの周辺機器も変わっています。
ということで、今回からいくつかに分けて、作業環境を晒す記事を書いていきたいと思います。せっかくなので、アプリケーション以外の部分もご紹介できたらなと思いますので、興味がありましたらご覧くださいませ。
なお弊社ではMacを使用して制作を行っていますので、Windowsユーザーの方は対象ではありません。

まずははじめに

作業環境を晒す前に、どのように考えるか、どのような形を理想としているか、といったそもそもの部分を今回は書いておこうと思います。

効率化を重点的に考える

作業効率を上げる方法は数多くありますが、会社の方針やそれぞれの環境で方法は限られることもあります。とはいえ、スムーズに作業を進められるように導線を確保することは大事ですし、それに対して時間をあてた分だけ利益に繋がりますから、工夫する習慣はあった方が良いですよね。
僕の場合は、作業効率をアップして少しの時間でも削ることで、チェックや全体の見直しなどの別のことへ時間を割くことができるように心がけています。1秒でも短くするためのアイデアは常日頃から考えるように心がけています。

可能な限りミニマムに

一度に多くのアプリケーションを起動していると、どうしても動作が重くなるので、できる限りインストールするアプリケーションを厳選しています。
制作のスピードは環境に大いに影響されますし、パソコンに制作スピードを左右されては、プロジェクトの進行にも影響してしまいます。なので、動きがもたつくような場合は、代替のアプリケーションがないか探すことも少なくありません。

開発終了の可能性を疑う

できる限り使用し続けられるアプリケーションが望ましいので、開発の終了がないようなアプリケーションを条件としています。また、アップデートも定期的に行っていることも条件になるので、メジャーな開発元であればあるほど信頼性が高まります。

データはクラウドへ

移動や外出の機会が少なくないため、基本的にはクラウドベースでデータを保管しています。バックアップも取れるし、スタッフ間での共有も容易です。それにMacのハードディスク容量も確保できますし、後述のクリーンインストールもスピードアップしますしね。
ただし必要な場合は、オフラインでもデータにアクセスできるようにしています。

クリーンインストールは定期的に行う

制作マシンをフル稼働でガシガシ使っていると、どうしても動作が重たくなってきます。そのため僕は、半年に一度クリーンインストールを行っています。
Homebrewを使用したり、クラウドを活用したり、なるべくクリーンインストールに時間をかけないように工夫しています。この辺の話はまた別の機会に。

周辺機器はできる限り接続しない

外付けハードディスクやマウスなど、周辺機器は接続しないようにします。外付けハードディスクに保存している程度のデータですから、必要のある時に接続したら良いし、Bluetooth搭載の機器はBluetoothで接続します。デスクもスッキリしますし、できる限りMacにはコードを繋がない形が好みです。

まとめ

細かい部分を含めると上記以外にもありますが、主な部分ではこのような感じでしょうか。
基本的には、仕事を早くこなせるようにマシンのスピードアップと作業効率アップをして、生産性向上を目指す形です。ただ大事なのは、効率アップすることでスピードが上がると質が下がってしまいがちなので、質を落とさず早く仕上げられるように心がけなければなりません。

こうして書いてみると、ひとつひとつの動作を「少し楽にできないか?」と考える訳ですから、僕は面倒くさがりで楽をしたい性分なのかもしれませんねえ。
それでは次回からいくつかに分けて晒したいと思います。(内容はまだ未定・・・です)